3つの皮膚ゾーン(バリア、ターンオーバー、真皮)

「シンプルな皮膚のお話」がここから始まる。

順を追ってご理解いただけるよう、以下のように6つのパートに分けました。

【第一話】3つの皮膚ゾーン
【第二話】【皮膚1】深いシワ・たるみ&濃いシミゾーン
【第三話】【皮膚2】ターンオーバーゾーン
【第四話】【皮膚3】バリアゾーン
【第五話】ああ“素肌そのもの”よ!
【第六話】再び「真の美肌って?」

あくまでも目的は、あなたの「素肌そのもの」を健康にして美しくすること。

あなたのお肌の唯一の番人である「あなた」が、素肌真美にご自分の肌を導けるよう、知恵の源泉を手に入れること。

「皮膚の仕組みを知る」ことで、お肌にとって「何が善くて何が悪いのか?」をご自分で判断できるようにするための。

もうウェブサイト、書籍、広告などで皮膚(肌)についての説明は何度も目にされていることでしょう。

ただ、そんな皮膚の解説の大半は、美容アイテムをあなたに買ってほしいがための『誘導』『目くらまし』『説得』のためのもの。

もっといってしまえば、化粧品販売者と「医師、有名人、学者、美容家」などがタッグを組んでつくった、あなたに買わせるためのコピーライティングにほかなりません。

ですから、一般的な皮膚の解説はほかに譲り、ここでは「プロローグで定義した美肌の概念」にかなう内容に特化させていきますね。

つまり、『素肌真美育成の本質を理解するための皮膚知識』です。

目的は、化粧品広告や美容雑誌・ウェブメディアの「誘導」に惑わされることなく、あなた自身が賢く判断して意思決定を下せる知恵を身に着けることなのですから。

別の言い方をすると、

「その会社や個人がいっていることは信用できるのか」

「本当にあなたが真の美肌を手に入れるための情報を提案してくれているのか」

などをみきわめるための「皮膚の知識」ともいえます。

とっても素敵なことだとは思いませんか?

ということで、前置きが長くなりましたが、始めさせていただきますね。

最初のお話、「3つの皮膚ゾーン」では上記を意識し、皮膚を以下のように「皮膚の奥から順に3つのゾーン」に分けました。

◆3つの皮膚ゾーン

【皮膚ゾーン1】深いシワ・たるみ&濃いシミゾーン※1:真皮層
※1 真皮層と呼ぶよりは、肌老化の状態を表す具体的なものを名称にすることで、意識を高めてほしいという願いから、長いですがこのような名称をつけました。なお、「真皮層」という言葉も併用して使っていきますが、「深いシワ・たるみ&濃いシミゾーン」と同義の部分の名称となります。ご理解くださいませ。

【皮膚ゾーン2】ターンオーバーゾーン:角質層を除く表皮層+基底層

【皮膚ゾーン3】バリアゾーン:皮脂膜+角質層

図:3つの皮膚ゾーンのイメージ

●皮脂膜●●●●●●●
■□■□■□■□■□■ゾーン3
□角質層□■□■□■□
■□■□■□■□■□■
◆◇◆◆◆◆◇◆
表皮層◆*◇◆◆ゾーン2
◆◇*◆◆◇◆
△基底層▲△△▲△△△
××◎××◎××◎××◎ 
×真皮層◎××◎××◎×ゾーン1
◎××◎××◎××◎×× 
╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋┐皮下
╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋組織

●皮脂と汗の混合物■角質細胞(天然保湿因子、ケラチン)□角質細胞間脂質(セラミド、フィラグリン)◆◆◇表皮細胞*ランゲルハンス細胞↑ターンオーバーの向き△基底細胞▲メラノサイト◎線維芽細胞×細胞外マトリックス(コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸)、╋皮下脂肪

なお、真皮層の下にある皮下組織※2は、「皮膚」の一部ですが、「体の中から美肌を育てる」という別のセクション※3でお話させてください。
※2 真皮層の下にある皮下組織には、「皮下脂肪(エネルギーを蓄える貯蔵庫+外部からの衝撃を吸収するクッション+体温の調整)」が蓄えられています。
※3 近い将来に立ち上げます。
とにかく目的は「あなた自身が本質を理解され、自信をもって選んだ方法」で美肌を手に入れること。

ですから、「一般的な皮膚の説明」とは少しだけ違ったスタイルをとっています。

一般的な皮膚の説明とは、「化粧品や美容グッズを販売している方たちが作成した皮膚(肌)の説明」を指します。

思えば、美容健康知識が乏しかった頃の私の頭を、長年にわたって悩ませ、混乱させたのが、その「一般的な皮膚の説明」だったなぁと…

当時の私は、美容健康関連の書籍を読み漁っていました(愛読雑誌は美的でした)。

ウェブ上でも美容健康情報を見つけては読んでいました。

でもそれらのほとんどは、「売るため」のストーリー満載の美肌情報。

「本質」などわかるはずもありませんでした(涙)

さらに、皮膚の専門書を読んでも、ただ皮膚についての詳細な解説がなされているだけでした。

美肌を手に入れるために何をすればよいかなど一切書いてありません。

実は後になって知ったのですが、皮膚の医学・科学の世界では、「美」とか「美肌」というような概念自体存在していなかったのです。

皮膚を「健康」という視点から研究したり判断したりすることすら、ほとんどされてこなかったのです。

重要なのは、皮膚が「病気にかかっているか、いないか」ということだけ。

例えば「アトピー性皮膚炎などを治療する」という研究はされてきました。

でも、「毛穴が…、シワが…」などの「病気ではない肌の悩み」などは皮膚の医学・科学では軽視されてきました。

美容皮膚科で行う西洋医学的な美容医療は盛んに行われてきましたが。

日常ケアで美肌を手に入れるための東洋医学的な研究は後回しになっていたのです。

理由はいろいろあるでしょうが、いちばんの理由は儲からないからです。

まあ、そこにつけこんで独自の理論を構築して、莫大なる利益をあげたのが化粧品メーカーをはじめとする美容関連企業なのですが…

肌に善くないことをしなければ、基礎化粧品などを使わなくても美肌は手に入ります。

最近になってようやく、いわゆる『愛ある』皮膚科医の先生方が書籍などを世に出してくださったことで、日常のケアで「美肌を手に入れるには?」という概念が理解されるようになってきたのです。

つまり、皮膚医学・科学の世界では、「あなたが美肌になるためには?」のことなどはどうでもよかったのです。

ですから、私がプロローグのプロローグ【第六話】で定義した「美肌とは?」なんて誰も真剣に考えません。

いずれにしましても、あなたの頭の中も、化粧品販売業者がつくったウェブページや本による説明で、ごっちゃになっているのではないでしょうか。

自分たちの主張を押し通すことだけを目的につくられた結果、一貫性のないモヤっとした説明になり、あなたを混乱させているのです。

ここではあくまでも、あなた自身が皮膚の本質を理解されることで、冷静に惑わされることなく美容健康アイテムを「取り入れるのか?」あるいは「取り入れないのか?」を判断できるようになることをいちばんに重視しています。

なぜなら、それができないと「永遠のジプシー」になりかねないからです。

では次回から「3つの皮膚ゾーン」について、順番に説明させていただきますね。

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