【皮膚2】ターンオーバーゾーン

biken8では「角質層を除く表皮層」のことを「ターンオーバーゾーン」とよんでいます。

厚さは0.1mmほどで、真皮層の「20~30分の1」と、薄いものですが「ターンオーバー」といういとなみにより

<働き1>表皮細胞を生み出して「角質層」をつくる

<働き2>紫外線から真皮層をはじめとする皮膚組織を守るためにメラニン色素(くすみやシミの原因)を生み出す

<働き3>肌免疫の要「ランゲルハンス細胞(今は気にしないでください)」を活性化する

などの役割を担うのが、ターンオーバーゾーンです。

ターンオーバーについての説明は本やウェブ上にたくさんありますので、詳しくはそちらにお任せしますが、簡単にいいますと

「表皮層の一番下で新しい細胞(表皮細胞)をどんどん生み出し、その細胞を上へ上へと押し上げて、皮膚の表面まで移動※1させるいとなみ」ということになります。

ポイントは、ターンオーバーゾーンの「下のほうで新しい細胞を生み出すこと」で、「上にある古い細胞を肌の表面に押し上げる」という「動き」です。

この「下から上に押し上げる」という「動き」を常に注意しておくことで理解が容易になります。

さて、上記の<働き1>は次のバリアゾーンの説明のところで詳しくいいますし、<働き3>はとりあえず放っておいて(とっても大切なのですが)いただき、ここでは<働き2>だけに触れていきますね。

<働き2>は「くすみ(≒薄いシミ)」と「濃いシミ」を生み出すいとなみです。

ターンオーバーゾーンは、「表皮細胞」と残りの5%をしめる「色素細胞(メラノサイトともいわれる神経細胞のひとつ)」からなっています。

色素細胞は、ターンオーバーゾーンの一番下にいて、紫外線などに反応し「メラニン色素」を生み出します。

表皮細胞は色素細胞が生み出した「メラニン色素」をわたされるのですが、これは「紫外線から細胞を守りなさい!はいどうぞ」というイメージでとらえておいてください。

よく「メラニン色素」は「日傘」に例えられますが、まさにそうで、メラニン色素は紫外線から細胞を守るための「茶色や黒色の日傘のようなもの」です。

紫外線にあたればあたるほど、この「茶色や黒色のメラニン色素」は多く生み出されます。

細胞には遺伝子情報などを担うDNAなど大切なものが入っていますから、細胞を破壊する紫外線から、細胞を守らなければならないからです。

たくさんメラニン色素をだすことで…

そしてここからが重要なのですが、そのメラニン色素こそ「くすみ(≒薄いシミ)、濃いシミ」の原因なのです。

そう、美肌の条件として、このくすみやシミはないほうがいい(たとえ細胞にとって重要なものでも)。

なぜって、透明感美肌の「透明感」を妨げる一つの要因になるからです。

でも安心してください。

ターンオーバーが正常なら(40代の女性でも55日後には)、表皮細胞と一緒に皮膚の表面まで運ばれて、最後は角質と一緒に剥がれてなくなりますから。

もちろん一時的な日焼けならの話です。

もしあなたが毎日お肌を日光にさらしているなら、大切な細胞を守るためにメラニン色素はとめどなく生産されていきますから、メラニン色素の濃度が高くなり、肌の透明感が失われ、くすんできます。

さらに、ターンオーバーゾーンの下のほうで、メラニン色素の濃度が高い(量が多い)状態が続くと、その重みに耐えかねた表皮細胞が支えきれず、ターンオーバーで上に押し上げていくことが困難になってきます。

そしてその結果、濃くて大きなメラニン色素が下の「真皮層に漏れ出して色素沈着」がおこります。

これが「老人性色素斑」とよばれる「濃いシミ」の正体です。

まさに、メラニン色素は「くすみ・シミの素」といえますね。

※1これをターンオーバー周期(新しい細胞に入れかわるまでの期間)というのですが、この周期は年齢、紫外線を過剰に浴びたり、肌を過度に刺激したり、大きな精神的ストレスがかかるなどが原因で乱れます。
一般的には28日とされていますが、年齢に伴って長くなることが知られており、例えば40代では55日、55代では75日ほど、平均すると45日くらいといわれています。

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