この記事は、あなたが素肌真美を手に入れるための本質を見抜くうえで、とっても重要な内容となります。
私が使命感をもってやっていることのひとつに、皮膚科医の先生が本物(おおよそ真実を発信してくれているの?)かどうかを、「皮膚リスク管理の視点から科学的な見地をもって見抜き、皆さんにお伝えすること」というものがあります。
─この記事の目次─
出典:化粧水やめたら美肌菌がふえた!こんなにも素肌美人になれる最新スキンケア、出来尾格著
皮膚科医だって「人の子」
あなたが「医者(皮膚科医)がいっているんだから間違いない」と思っていらっしゃるなら、ちょっと立ち止まって考えてみてほしいのです。
「この雑誌の先生の記事って本当なの?」
「この先生って○○化粧品のスポンサーだからこんなことを書いていらっしゃるのかしら?」
「TVで言っていたことって…どうなの?」
と疑ってみていただきたいのです。
なぜなら、興味が「お金」のほうに強く出ていらっしゃる皮膚科医の先生は、ほんとうはそう思っていなくても、ご自分の儲けのほうに誘導する主張をされている可能性が高いからです。
「まさか?」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、私は15年間の美容健康業界での仕事を通じ、そんな現実を何度も見せつけられてきました。
お金をしっかりお支払いすれば、本人の写真を掲載した「化粧品の推薦者」として広告ページなどに出てもらうことなどは、たいていOKしてくれます。
スポンサー料のために、(多忙がゆえに)ほとんど目を通すことなく「簡単に美容記事の監修者」になってしまう先生がいかに多いことか(有名な医師監修メディアもその類だったりしますので要注意)。
出典:妻の化粧品はなぜ効果がないのか 細胞アンチエイジングと再生医療、北條元治著
お金や自尊心のために論文(実際は玉石混交)などのデータを捏造[ねつぞう]することさえも…
ですから、このようなモノの本質を見抜く知恵は、あなたのお財布を守りつつ素肌真美を手に入れるために、きわめて重要な要素だといえます。
例えば、表皮層にできた「色素斑」というシミは、放っておいてもターンオーバーという自然の力(=あなたの皮膚の自活力)で時間がたてば自然に消えてなくなるもの。
もちろん、美白化粧品(=例外なく逆素肌真美コスメ)などに頼らなくても消えるシミです。
ですが、そのことを知っていながら「シミができたら即レーザー治療」みたいな感じで、所詮は商売、お金儲けを優先される先生もチラホラ…
皮膚科医の先生といえど、お金次第で言っていることや行動が変わってしまう欲望を持った人間、「人の子」だということを念頭においたリスク管理思考は、きわめて重要な知恵にほかなりません!
そして、あなたの大切な皮膚を守って素肌真美を手に入れるためにも、常に疑ってかかるべきなのです。
ということで、この記事で「愛ある皮膚科医(私が絶大なる信頼を寄せている)」と、そうでない皮膚科医を「見きわめる知恵」をあなたに身に着けていただれば幸いです。
【追伸】
皮膚科医に限らず、「○○※1だから大丈夫、安心、…」「○○※1に限ってまさか…」というのはきわめて危険な考え方で、多くの惨劇を生んできたことを忘れてはなりません。
※1 ○○=大手企業、先生、弁護士、看護師、大臣、公務員、警察官、うちの子、…
皮膚科医は「皮膚の専門家」
とはいいましても、やっぱり皮膚科医は、皮膚の本質をいちばん詳しく知っている可能性が高い職種であることは間違いありません。
化粧品成分にかんすることは、原料メーカーの人や化粧品開発者がもっとも詳しいのでしょうが…
ここに重要な問題が潜んでいます。
それは「化粧品の知識と素肌真美を手に入れるための知識、つまり美しい皮膚をつくるための知恵は別のこと」だということです。
特に、美容化学などへの「盲信」は危険な考え方だといえます。
化粧品メーカーの仕事は、いかに「ニーズ(すぐに潤い感が出る、ツヤを出す、使い勝手がいいなど)」に合った基礎化粧品をつくれるか、もっというと「売れる化粧品をつくるか」であって、あなたが素肌真美になれるかどうかは二の次三の次なのです。
化粧品販売の関係者は、皮膚のことや素肌そのものの美しさになどへの興味の割合が非常に低い人種。
つまり、あなたの素肌そのものが美しくなるならないなど、どうでもいいのです。
そんな彼らが作成した「企業のホームページ、広告ページ、記事全般」に書いてあることをむやみに鵜呑みにすべきではない、ということです。
もっといいますと、リスク管理の観点から「信じないようにする」というのが基本だといえます。
なぜなら、何度もいって申し訳ないのですが、「あなたの肌が素肌真美になることに興味がない方たちがつくった説明」だからです。
あなたに「化粧品を買ってもらうこと」に、全知全能をつかってつくられたものだからです。
さて一方、皮膚科医の先生はどうでしょう。
皮膚科医は、「皮膚に発生したトラブルをいかに解決して治すか?」が仕事であり、皮膚の専門家です。
皮膚科医は、化粧品の専門家でありませんが、「どんなことをすると素肌真美になれて、どんなことをすると素肌真美になれないのか?」をいちばん知っている人だといえます。
そして、私が皮膚科医をいちばん信頼している決定的な理由は、現場で実際に「多くのお客様(人間)の皮膚を診て触っている実践家である」ということです。
もっというと、実際に目で見た経験ベースのエビデンスを、身をもって体得されている生き証人だからです。
どんなに化学者や化粧品開発者や原料メーカーの人が、「理論的には安全な化粧品」「動物実験で安全性が確かめられている原料」などといっても、所詮は実験室でのお話。
一方、皮膚科医は「現象学」に基づいていますから、先生たちの証言にはとても太刀打ちできるものではありません。
化粧品メーカー(実験でのデータ)や販売者(これつけると何となく美肌になるような気が…)は、イメージの世界(机上の空論)ですが、皮膚科医は常に「実践」による経験ベースの世界で物事を語っていらっしゃいます。
そしてそんな実践家の中でも、信用できる部類の皮膚科医を、私は【『愛ある』皮膚科医】とよんでいます。
『愛ある』皮膚科医とは?
皮膚科医の先生だって化粧品業界を敵に回すのは怖いのです。
そのことを雄弁に語ってくださっている勇敢な『愛ある』皮膚科医のひとりが、「化粧水やめたら美肌菌がふえた!こんなにも素肌美人になれる最新スキンケア」の著書、美肌菌(表皮ブドウ球菌)研究の第一人者「出来尾格先生」です。
出典:化粧水やめたら美肌菌がふえた!こんなにも素肌美人になれる最新スキンケア、出来尾格著
先生は著書の中で次のように語っていらっしゃいます。
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「化粧水をやめる」というのは、美肌菌ケアの必須課題です。
申し訳ありませんが、美容の世界の方々を敵にまわすことになったとしても、これだけはゆずれません。
本音を言えば、敵に回したくなんてありません。
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ということで、ここで僭越[せんえつ]ながら、「『愛ある』皮膚科医とは?」を私なりに定義させていただきます。
もちろんですが、皮膚のリスク管理の視点を最優先したものとなります。
まず、皮膚科医という立場からすれば、「皮膚の本質から正直に基礎化粧品の効果効能の真実」をブログやホームページで発信することでさえ勇気がいることです。
出典:妻の化粧品はなぜ効果がないのか 細胞アンチエイジングと再生医療、北條元治著
ましてや、前出の出来尾格先生や『勇気をもって伝えるべき「真実」』と書いていらっしゃる北條元治先生のように「紙の本」、つまり正式な著書として出版され、皮膚科医という立場にも関わらず公の場に身をさらしていらっしゃる。
それはかなりの『勇気』が必要であることは、あなたも想像に難しくないはずです。
なぜなら、紙の本は一度出版して販売されて多くの人の手にわたってしまったなら、書き換えが利かず取り返しのつないもので、いちばん信頼できる媒体だからです。
そう、そんな書籍を世に出されている、『愛』と『勇気』を兼ね備えていらっしゃる先生、「『愛ある』皮膚科医」をこの場で声高らかに称えさせてください。
皮膚科医の先生だって人の子、お金がほしい。
化粧品メーカーと関係を持てばお金になる。
ましてや「基礎化粧品の多くが肌トラブルを招いている」などと発信することは、化粧品販売者を敵に回しますから怖いことですし、一方で「皮膚科患者予備軍を減らしてしまう※1こと」にもなり兼ねませんので、このタブーは黙っていた方が無難だからです。
※1 モンテーニュは著書『エセー』でこの種のエージェンシー問題に触れ、「医者にとっていちばんどうでもいいのは、患者が健康になることだ」と述べています。つまり、これを皮膚に置き換えると、「多くの女性に逆素肌真美コスメを使ってもらったほうが、肌トラブルの女性が増えて皮膚科の患者が多くなるので結果として儲かる」ということです(多くの女性が素肌真美になってしまったら皮膚科の患者は減るのですから…)。
さらに、化粧品メーカーのスポンサーになったり、雑誌で誘導記事を監修したりすれば収入になりますから、そっちのほうが金銭的にはプラスでしょう。
ところが、そんな皮膚科医がいる中で、本当に勇気のある先生っていらっしゃるんです。
私はこんな「身銭を切ってでも英雄的行為をいとわない勇気ある皮膚科医の先生方」に敬意を表し、かなり信頼しています。
そして、美容健康科学者として、「皮膚科医の先生が本物(おおよそ真実を発信してくれているの?)かどうか」を、「リスク管理の視点から科学的な見地をもって見抜き、女性たちにお伝えする」ということを使命とすべく、このエッセイをつづっているのです。
『愛』と『勇気』を兼ね備えた「英雄的」な皮膚科医の先生
あらためまして「『愛ある』皮膚科医の先生と著書」をご紹介させていただきます。
■菅原由香子先生:医師、すがわら皮膚科クリニック副院長
※旦那様の菅原祐樹医院長が皮膚科専門医
著書:肌のきれいな人がやっていること、いないこと ~月1万人を診る人気皮膚科医が自分の肌で試した本物の美肌法
私には、菅原由香子先生が、大手化粧品メーカーを筆頭に、世の中に出回っている大半の基礎化粧品によって壊され続けている女性たちの肌を守るために、ボランティアの一環として化粧品を販売しているのに近いのではと思ってしまうくらい、良心的にみえます。
素肌真美阻害成分を一滴も使用していない、稀少な希少な菅原由香子先生のYSラボの基礎化粧品「20年間肌荒れに悩んだ!敏感肌のお医者さんがつくったお肌にやさしい本当の無添加化粧品です。」にできるだけお早めに切り替えられることをおすすめします。
■出来尾格先生(皮膚科専門医):美肌菌(表皮ブドウ球菌)の研究の第一人者
著書:化粧水やめたら美肌菌がふえた!こんなにも素肌美人になれる最新スキンケア
常在菌は、人類が誕生して以来ずっと「皮膚を病原菌から守るボディーガード」として私たちと共存してきたもの。
そしてそんな常在菌の中でも特に美肌菌の存在に注目し、「美肌の女性の肌には美肌菌が多い」という「経験的な現象」を発見されたのが出来尾格先生です。
先生がこの著書で語っていらっしゃることは「美肌菌やアクネ菌(好気下では善玉菌)の生育環境を改善し、多く皮膚に存在するようにするためにはどうするのがよいのか?」ということに偏っています。
ですが、そのことは「健康な素肌真美な皮膚になりたい」というあなたの目的に合致しています。
つまり、先生の主張は素肌真美を手に入れたい女性にとっては愛の叫びだといえるのです。
■北條元治先生:医師、RDクリニック、細胞美容医療の専門家
著書:妻の化粧品はなぜ効果がないのか 細胞アンチエイジングと再生医療
著書:保湿とUVケアだけが美肌を作る
著書:ビックリするほどiPS細胞がわかる本
■池田大志先生(皮膚科専門医):江北皮フ科院長
著書:10万円のクリームより効く「何もつけない」美肌ケア
「皮膚のバリア機能が正常な女性」=「年齢に関係なく素肌そのものが美しい女性(素肌真美女性)」ということを強く主張されているのが池田先生です。
つまり、皮膚そのものを美しくするという視点に立つと、これまでのスキンケアは誤り多く、180度違った考え方のもとで化粧品に向き合っていかなければいけないんだということなのだと。
そして先生の著書は、地球上で最強の美肌成分は「皮膚のバリア機能」であり、これをいかに育てていくかを考えることこそが、素肌真美を手に入れるための唯一の方法だということを私たちに確信させてくれる本だといえます。
■村松重典先生(皮膚科専門医):おしげ皮フ科クリニック院長
著書:やってはいけない肌のケア “行列ができる皮膚科”の目からウロコの新常識
■宇津木龍一(皮膚科専門医)先生:クリニック宇津木流院長
著書:「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法―美肌には化粧水もクリームもいりません―
著書:宇津木式スキンケア事典 化粧品をやめると、肌はよみがえる
著書:化粧品を使わず美肌になる!
著書:シャンプーをやめると、髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは“洗いすぎ”が原因だった!
■山口麻子:医師、白金ビューティフルエイジングクリニック院長
著書:化粧品に頼らない素肌美人のつくりかた
北里研究所病院美容医学センターにて、皮膚科専門医である宇津木龍一先生に、皮膚への化粧品の影響について学ばれた先生です。
ちなみに、上記の先生方と私は、面識はありません。
私が勝手に紹介しているだけです。
なお、上記の著書は私自身が実際に購入して精読したものだけを紹介しております。
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