どうして「角質層より深く浸透」させちゃ「イケナイ」の?

「浸透させる」こと肌(角質層、表皮層、…)を溶かしてバリア機能を破壊する」こと

これは、あなたの素肌そのものを守って素肌真美を手にれるために、常に感じておいてほしい大切な知恵です。


─この記事の目次─

角質層は肌のバリアゾーンの最後の砦(とりで)

役人さんも「角質層より奥はやめて!」と…でもなぜ?

角質層より深く浸透させることの本質に迫る



ここでは、基礎化粧品のうち「化粧水、ブースター、美容液、ジェル、ゲル、乳液、クリーム、部分用、シートマスク、パック」など「塗るタイプの基礎化粧品(=塗る基礎※1」の皮膚への影響について考えます。
※1 「メイク落とし(クレンジング)、洗顔料(石鹸、洗顔フォーム)」などの「落とすタイプの基礎化粧品(=落と基礎)にかんしては後日、別の記事にて。

角質層は肌のバリアゾーンの最後の砦(とりで)

角質層をはじめ、皮膚に関する細かい説明はここではしません。

まず、下の「図1:皮膚バリアゾーン簡易モデル」をみてください。

図1:皮膚バリアゾーン簡易モデル

●●●●●●●●●●●←皮脂膜
■□■□■□■□■□■
□■□■□■□■□■□角質層
■□■□■□■□■□■
◆◇◆◆◇◆◆◇◆
◆◇◆◆◇◆◆◇├表皮層
◆◇◆◆◇◆◆◇◆

●皮脂と汗の混合物■角質□細胞間脂質◆◆◇表皮細胞↑ターンオーバーの向き

【1】角質層は、表皮層のいちばん上の「厚さ約0.01~0.03mmの極めて薄い層」で、表面が皮脂膜(=皮脂と汗の混合物)で覆われていいます

【2】角質層は、「水分と油分の両方を弾くセラミドなどの細胞間脂質」と「表皮細胞が死んで核を失った角質」からなる「強固な壁」です

【3】角質層には神経が通っていません
つまり、角質層は「触れても痛くない死んだ細胞の壁」ですから、その直下にある「生きていて神経が通っている細胞たち(表皮細胞、ランゲルハンス細胞、色素細胞、線維芽細胞、細胞間マトリックスなど)」を外部刺激から守るものです

以上より、角質層の「役割」は以下の2点に尽きる、ということになります。

<役割①>皮膚に外部の物質を浸透させない

<役割②>皮膚の大切なもの(リンパ液や血液など)を外部に流出させない

つまり、皮膚は「角質層を壊して、余計なものを中に浸透させて、表皮層から下にある細胞をイジメないで!」とうったえているのです。

「守りの最後の要で、中の大切なものが漏れ出しちゃうから角質層を壊さないで!」とも…

役人さんも「角質層より奥はやめて!」と…でもなぜ?

国は薬機法で「化粧品や医薬部外品(薬用化粧品)の浸透」は「角質層まで※2」と定めいます。
※2 例外的に「医薬部外品」に関しては、データを提出して申請すれば「角質層より奥に浸透する」と広告などで謳うことができる(←危なすぎですが…)

役人さんも「頼むから角質層の奥の表皮層から下には化粧品を浸透させないでおくれよ!」といっているのです。

ではその本質を考えてみましょう。

厚生労働省の方をはじめ、大半の公務員は「いかに責任が自分たちに降りかからないか?」という思考で物事を考える人種です(そうでない公務員の方、失礼です)。

そしてその究極の姿が、2004年の「薬機法の改定」にあらわれました。

詳しくは他で調べていただければよいのですが、ざっくりいうと、「私たちはマニュアルに従っているかをチェックするから、成分に関しては化粧品メーカーが各自で責任をもってくださいね」と、完全に化粧品成分への責任を放棄したのです。

化粧品や医薬部外品は数が多すぎる
→しかも成分も多すぎてチェックできない
→角質層から下は責任持てないから浸透させるのをやめてね!

と、頭のいい官僚の方々は(自分たちの身を守るために)薬機法に盛り込んだのです。

その証拠に、「カネボウの美白化粧品による白斑事件※3」では、国はカネボウに対して注意しただけ。
※4 強力な素肌真美阻害成分「合成界面活性剤」の一種「浸透剤」で角質層を突き破らせて表皮層の最下部(ヘタをすると真皮層)まで「ロドデノール」という漂白剤を浸透させ、肌をまだらにした白斑という現象を引き起こした大事件。(報告があっただけでも)2万人以上の女性の肌を長期間苦しめることに(私の義母のように訴えていない方の数を考えるとその被害は計り知れない)。

乱暴な言い方をすると「俺たちゃ国は、化粧品の成分までチェックできないんだから知らんよ!被害がでたときも責任とれないからメーカーで対応してくれよ!」というのが現状なのです。

ここでひと言、「あなたの肌を守れるのはあなたの知恵と勇気だけ!」

角質層より深く浸透させることの本質に迫る

「浸透させる」とは、「肌(角質層、表皮層、…)をアルコールや尿素、浸透剤(界面活性剤の一種)などで溶かしてバリア機能を破壊する」ということでしたよね。

ここまで読んでいただけたあなたなら、もうお分かりのはずです。

どんな理由にせよ、角質層より奥には「基礎化粧品の成分」を「一滴たりとも浸透させてはイケナイ」ということが。

ただし、皮膚の症状が重い場合に限り「医薬品(効き目が強い)」の「有効成分」だけは浸透させて治療する必要がありますので、これは例外。

図2:皮膚バリアゾーン簡易モデル

●●●●●●●●●●●←皮脂膜
■□■□■□■□■□■←角質層上部ライン
□■□■□■□■□■□角質層
■□■□■□■□■□■←角質層最終ライン
◆◇◆◆◇◆◆◇◆
◆◇◆◆◇◆◆◇├表皮層
◆◇◆◆◇◆◆◇◆

●皮脂と汗の混合物■角質□細胞間脂質◆◆◇表皮細胞↑ターンオーバーの向き

ですが、化粧品の「美容成分」はもちろん、医薬部外品(薬用化粧品)の「有効成分(メーカーが許可を取っていたとしても)」は、図2の角質層の最終ラインは絶対、角質層上部ラインでさえも超えさせて、浸透させるべきではないのです。

その理由をまとめますと

<理由1>角質層のいちばんの役割である、「皮膚に外部の物質(異物)を入れず、皮膚の大切なもの(血液やリンパ液など)を外部に流出させない」に逆行した行為である

つまり、仮に角質層を破壊しないで、間をすり抜けて浸透されたとしても、その成分は皮膚の細胞にとっては「異物」ですから、必ず何らかの副作用が発生するというリスクがありますので、避けるべきでしょう

<理由2>バリアゾーンを破ってまで浸透させることによる見返りが、あまりにも小さい(基礎化粧品を浸透させて、素肌真美が手に入ることは科学的にあり得ない!*注釈
*注釈:浸透させないで、角質層の表面をケアすることで、素肌真美をアシストをすることは可能。具体的には、皮膚表面の「活性酸素」を除去したり、「美肌菌」を育成したりする成分を配合した基礎化粧品(素肌真美阻害成分を一滴も配合していない)を塗ること。

<理由3>特に医薬部外品は、副作用を考えると、浸透させることはハイリスクローリターン。
例)カネボウ医薬部外品による白斑被害

<理由4>医薬品のように厳しい基準をクリアしていない(医薬品ですら被害を出すこともあるのですから…)

<理由5>頭がよく、慎重でリスクをとらない官僚の方たちが、責任を回避するために「浸透は角質層までだと俺たちいったからね!」と薬機法に盛り込んでしまっている

そして私「複雑系の研究者(応用化学 > 化学工学)」として言わせていただくと、表皮層より下に「玉石混交の基礎化粧品の成分(素肌真美阻害成分とそうでない成分の混合物)」を浸透させた結果、何が起こるのかを予測することは不可能だと。

どうなるかなんて「どんなに優秀な科学者でも、たとえ皮膚の専門家でさえ、正確には予測することはできない」のです。

「もしかすると、本当にすばらしい機能を持った化粧品も存在するのかもしれません。
でもそれを角質層を壊してまで使用する価値がるのか、みなさんもしっかりと考え、検証してみてください。」
とは、

愛ある皮膚科医、出来尾格先生の著書「化粧水やめたら美肌菌がふえた! こんなにも素肌美人になれる最新スキンケア」のp135の言葉。

そう、この言葉からもうあなたはお気付きのはず。

角質層を壊してバリアゾーンを破って浸透してしまう可能性が高い、素肌真美阻害成分が配合させれている「逆素肌真美コスメ」を肌に塗ってはイケナイということを。

「大手だから、有名だから、みんなが使っているから安心」が、命取りになった例は枚挙に暇がありません。

取り戻せるものだったらいい、でもいちどバリアゾーンが壊されてしまうと、敏感肌や乾燥肌が慢性化するばかりか、シミができやすく、深いシワやたるみになりやすい肌に傾いていきます。

もう一生の後悔ですよ!

そう、ご自分の頭で考えられ、素肌真美への最短距離を選ばれることを願ってやみません。

基礎化粧品にかんしては、素肌真美阻害成分を一滴も使用していない、数少ない素肌真美コスメ、菅原由香子・皮膚科専門医の「20年間肌荒れに悩んだ!敏感肌のお医者さんがつくったお肌にやさしい本当の無添加化粧品※5」を私はおすすめしていますが、あなた自身の目で本物かどうかを見きわめてみてください。
※5 ずっと化粧品メーカーだった私にいわせれば、原価を考えると良心的すぎて、これボランティアなのでは?と思ってしまう価格です(医院があるから化粧品であまり儲けなくてもいいのでしょうか…)。こういう素肌真美コスメを工場にオーダーしたら本当に原価が高いんですよね。

私的には、先生の基礎化粧品で「塗る基礎」のほとんどの「リスクを回避」できるのですから、スゴイことだと思っています。

とにかく、私はあなたの皮膚の角質層が破壊されている現状を、黙ってみていられないだけ…


>>>『素肌真美を手に入れるための基本のケア』はこちら

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【追伸】

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